額面収入(グロス)とは、控除される前の、仕事が支払う金額そのものです。手取り収入(ネット)とは、実際に銀行口座に振り込まれる金額です。初めて給与明細の内訳を隅々まで見たとき、その差の大きさに驚く人は少なくありません。そして、間違ったほうの数字で家計を組んでしまうことは、家計ストレスのよくある原因です。
額面と手取りの間にあるもの
通常、最も大きい控除は所得税です。これは一律の税率ではなく、税率区分(ブラケット)ごとの累進方式で計算されます——当サイトの所得税計算機は、この内訳を区分ごとに表示します。そのうえに、社会保険料(ソーシャルセキュリティや国民保険)の負担が乗り、多くの場合さらに、年金・退職プランの掛金、健康保険料、その他の福利厚生の控除が、あなたにお金が届く前に差し引かれます。
交渉や家計管理でつまずくポイント
「年間あと5,000アップ」のように額面で提示された昇給は、税率区分や割合ベースの控除が適用されると、手取りではもっと小さな増加として着地します。同様に、「収入の20%を貯蓄する」といった家計ルールも、手取り収入に適用するほうが有用です。額面収入は、そもそも最初から全額あなたの自由になるお金ではなかったのですから。
自分の本当の数字を割り出す
当サイトの給与計算機で、額面の年収を月額・週額・時給に換算しましょう。次に、実効税率(お住まいの地域の税率区分をもとに、所得税計算機で概算できます)を適用すれば、それぞれの期間での現実的な手取り額が見えてきます。家計、貯蓄計画、大きな買い物の判断の土台にすべきなのは、オファーレターに書かれた額面の給与ではなく、この手取りの数字です。