住宅ローンの貸し手は、あなたが買うべき額より高い家の購入を承認することがよくあります。彼らの計算が答えているのは「この人が債務不履行になりにくい最大の融資額はいくらか」であって、「この人が人生を楽しみながら払い続けられる金額はいくらか」ではありません。このふたつはまったく別の問いであり、混同した人が「家は立派でも家計は火の車(ハウスプア)」に陥るのです。
貸し手が使うルールと、その死角
多くの貸し手は返済負担率(DTI)のガイドラインを使います。住宅関連費の合計を額面収入のおよそ28%以内、負債の返済合計を約36〜43%以内に収める、といった基準です。死角は「額面収入」にあります。これは税金も、退職金の積立も、健康保険料も引かれる前の給与です。額面の給与がまったく同じふたりでも、税率区分、福利厚生、既存の借金によって、手元に残る金額は大きく違ってきます。
もっと正直なフレームワーク
額面の給与ではなく手取りから始めましょう。当サイトの給与計算機で、税引き後の毎月の本当の数字を確認してください。そこから目標を逆算します。経済的に余裕を持って暮らす住宅所有者の多くは、住宅関連費の合計(ローン、税金、保険、管理費・HOA、メンテナンス)を手取りの25%以内に収め、貯蓄、借金返済、そして単純に生活を楽しむための余地を確保しています。
住宅ローン計算機に表示されないコストも忘れずに。固定資産税、火災保険、そして頭金が20%未満の場合の住宅ローン保険。さらに現実的なメンテナンス予算も必要です(よく使われる目安は、維持管理費として年間で住宅価格の1%です)。
その数字にストレステストを
契約する前に、一時的な収入減や想定外の出費を想像して、それでもその支払額が無理なく感じられるかを自問してください。答えが自信を揺るがすようなら、その予算は張り詰めすぎです。当サイトの住宅ローン計算機で、いくつかのシナリオ——異なる物件価格、頭金、期間——を試算し、支払額そのものだけでなく、手取りに対する収まり具合を比較しましょう。